運命の恋、なんて。
「お母さんがいないって大変よね…ご飯とかちゃんと食べれてる?」




心配してくれたんだ。




「うん。お父さんから仕送りもらってるから、大丈夫みたいだよ」




「え、仕送りって…お父さんも一緒に住んでないの?」




し…しまった。




口が滑った。




「あ…え、と。お父さんは、出張が多いみたいで…あんまり、家に帰ってこないみたい」




「あなた、まさか家まで行ってないでしょうね。だから最近帰りが遅いの?」




ギクッ。




「いっ、行ってないよ!家がどこかも知らないし…。いつも近場のヤスくんの家で集まるから…」




「ああ、あのゲームセンター近くの家の子ね。そう…それならいいけど」




八雲くんの家まで行ってるなんてわかったら、どれだけ怒られるかわかったもんじゃない。




あ~、あぶなかった。




冷や汗かいちゃったよ。




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