運命の恋、なんて。
「どうして今間があったの?」




気になったら、もう聞かずにはいられない。




『え…あ~、コーヒーこぼしそうになったから。あちっ』




大変っ。




「ごめんね、余計なこと言ったからだよね…もう、寝るね…おやすみ」




『おやすみ。また明日な』




最後の言葉は、優しい口調だった。




八雲くんの気持ちが、全然わからない…。




どうして、気持ちが離れてしまったんだろう…。




その後は色々考えてはひとりで泣くしかなくて、また眠れない夜を過ごすことになってしまった。



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