CURRENT
今更ながらにまた、恥ずかしくなってきた。
「うん、そうして」
そう言って、彼は手を放して私を自由にした。
「ごめん、重かったでしょ」
「イヤ、重くはない。
ただ、ずっと胸が当たってるし、我慢出来なくなりそうで」
「……は?」
しれっと言った言葉に、恥ずかしさはないのか。
私は思わず、胸を隠すように両腕をクロスさせた。
「話し元に戻すけど、部長に何でここに来たいのかって聞かれて」
2人共起き上がって、彼は何もなかったかのように話し出す。
「初めは言わずにどうしても、で通していたけど、結局俺が折れた。梨沙と高校の同級生で、その頃からずっと好きだったからって」