CURRENT
「って、何で私がしなきゃいけないのよ。
そこらへんの男に頼んで……」
「……気づかれたみたいですけど、みなさん梨沙先輩頼みです」
周りを見渡せば、ほとんどが私を見ていた。
みんなが羨ましいという感情より、ウザイの方が大きいらしい。
「矢島さん、頼むよ。
あれじゃあ、課長に話しも出来ないから」
「課長と話したいなら、堂々と割って入ればすむと思いますが」
「あの邪魔をするなオーラが凄くて。
……クビにしてしまえばいいのに」
男性社員が苦笑いしつつ言ったあとに、黒い発言まで飛び出す。
さすがに、やりすぎだってことか。
休憩中ならまだしも、仕事中なんだから、仕事もせずにベッタリは呆れてしまう。
「はいはい。分かりました。離してきますよ」