キミのバスケを守りたい



「明日から12日まで、今言った10人は学校で合宿する。



ここは家じゃないんだから、食事も洗濯も掃除も全部お前らでやるんだからな。



もちろん、その間は俺もここで寝泊まりする、いいな?」



「……はい!」



「「はい!」」



みんなが圧倒されてる中、坂田先輩だけが最初に返事をしていたが



その返事に気付いたみんなは続いて返事をしていた。



先に休みの話をしたのは、こういうことだったのかと今更ながら気付く。



合宿の疲れをとるための2日間の休み。




明日から約1週間……。



わたしの中で一番最初に頭に思い浮かんだことは合宿中のマネージャーの仕事の増加ではなく……



あまり体を休ませることができない状況で



望月くんの膝に異変が起きてしまわないかだった。


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