キミのバスケを守りたい
それから、望月くんはわたしの視界の中に毎日入るようになった。
2階にあるギャラリーに行こうとする姿やギャラリーからバスケ部を眺める姿に
プレーを見ながら上を向いて何かを考えている姿……。
彼のそんな姿を見るたびに、わたしの心の中はモヤモヤが少しずつ溜まって行って
それは部員達や先生がしないなら、わたしがお節介でも男バスに勧誘しようと考えたくらい。
そんなモヤモヤを抑えて、一週間が過ぎたある日。
誰もまだ2階の窓を開けに行ってなかったから自分が開けに行こうと
二階のギャラリーに階段に向かった時、ちょうど目の前に階段を上っている彼を見つけた。
うわっ!望月くんもう来ちゃった……。
もっと早く窓を開けに行けば良かったよ!
心の中でそう漏らしながらも、わたしはしょうがなく階段を音を立てないように上り続ける。