キミのバスケを守りたい



「あ、サッカー部……」



バスケ部の練習を見終わった後、校門までの道をグラウンドの脇を通りながら歩いていた。



ピッチの中でボールを取り合って、シュートを目指す部員達。



ジャンプをしなければ俺もスポーツできるのかなとふと思った。



けど、サッカーでも俺の足と同じことになることもあるって医者から聞いたことあるからな。



そのままグラウンドを通り過ぎて帰ろうとした時、日陰の下で腰を掛けてピッチを眺めていた部員と目が合った。



彼の足を見ると、片足だけ足首に包帯がグルグル巻きになっていて



それは間違いなく故障を意味していた。



「きみ、サッカーに興味あるの?



長身のきみなら迷わずサッカーよりもバスケを選びそうだけど」



……俺って端から見てもバスケやってそうに見えるんだ。



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