キミのバスケを守りたい



「なんだ、男バスのマネージャーじゃん!



そんな息切れしてまで全力で走って来てどうしたわけ?」



望月くんは目を丸くして不思議そうにわたしを見る。



わたしは一度呼吸を落ち着けるために膝に手をついて整えると



大きく息を吸って、望月くんの目を見て言った。



自分はバカだから上手いことは何一つ言えない。



それでもここ最近のモヤモヤを解消させるためにも



望月くんを変えるちょっとした風になれるのなら……。



「……バスケができないって!



一生できないって!



……そんな限界を自分で決めるようなこと絶対言っちゃだめだよ!」



『あんた……何言って』と小さく呟く望月くんの言葉をわたしはもっと大きな声を出して遮った。



「望月くんが抱えているものは聞いてないから知らないし、



わたしにはどんなに考えたってそれが何なのか分からなかった!



だけど、望月くんがどんなにバスケを好きなのかは



ギャラリーに毎日足を運んでる姿を知ってから見て来てすごく分かったよ。



誰にだって、頑張ることは自分で決められるんだよ!



だから、一緒に頑張ろうよ!」


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