E・N・M・A~えんま~


「…………………………………………………そうか」



閻魔は長い沈黙の後、そう言って頷いた。



「ねぇ、閻魔…。教えてほしいの!ワタシ、前世のワタシの事よ…。…竜神様に不思議な所へ連れて行ってもらったんだけど、その間の記憶がないみたいに分からないの!…次には、あなたが側にいて………」




まくし立てるワタシの唇を閻魔の唇がふさいで、遮られてしまった。



閻魔の舌が、ワタシの口の中で生き物のように遊んでいる。



ちゅっ……。



音を立ててようやく離れた頃には、ワタシはのぼせてしまって、立っているのもやっとだった。



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