E・N・M・A~えんま~
「『シュウ』に会ったか」
「………えッ?!」
驚いて振り向くと、至近距離に綺麗な顔が口元だけで笑っていた…。
閻魔の細い指がワタシの唇をなぞる。
「血がでるほど噛むものではない。ーー千夏だけの身体ではないのだぞ」
そんな言葉をサラリと口に出されて、
「はい?」
などと間抜けな返事をワタシはしていた。
では、この体は誰の体なのか…?
ーー閻魔の、だなんて言わないよね。恥かしい…!!