E・N・M・A~えんま~


さも楽しいと言わんばかりの笑い声が頭上でした。


振り返れば愁が腹を抱えていて、目尻には涙までためてプルプル痙攣している。





「あぁ、…千夏は本当に可愛いねッ!!」




ひとしきり笑うと、落ち着いた愁が流し目をして膝まづく母を抱えて立たそうと頑張っているワタシに片目をつむった。




「…ッ!!」



閻魔と同じ綺麗な顔でウインクをするとはーー。




む、むかつくのに。

どうしても胸がドキリとして、非常に不本意だ。



だから、なおさら慌ててワタシは跪いたままの母の腕を引き上げて、


「お母さん!?…いつまでもこんなヤツにそんなことしないでいいから!!」




と怒鳴りつけてしまったのだ。




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