E・N・M・A~えんま~


「ちょ、ちょっとッ、お母さん!?」



驚いてあたふたしているワタシを除いて、周りは皆それが当然だとでも言うのか。



それとも、不思議でもなんでもない光景なのだと、思っているのか。






特に驚きもせず、床に膝をついた姿勢の母を眺めていた。



「なにやってんの、お母さん!?」


ついに堪え切れずに、ワタシは閻魔の腕の中から飛び出した。




そして、床に膝をついた母を立たせようと腕をつかみ上げた。



だが、これも不思議な現象だが、ワタシの力ではびくともしない。



…こんなに重かったっけ?






うんうん引っ張ったり、しまいにくすぐり出したワタシを見て、



「はははははッ!!」





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