E・N・M・A~えんま~
「今日もいるの?」
見上げれば、昨日の少女が立っていた。
頬がふくれて眉間にややシワが刻まれているのはやはり昨日の『接吻』が尾を引いているからだろう。
「いては悪いか?」
右端の唇をふてぶてしく持ち上げて笑う。
「……!…別に。ただ、貴方の髪も目も、とっても目立つのよ。あまりウロウロしたらまずいから…!!」
顔を真っ赤にしてまくし立てる唇は、ほんのりとした桜色をして美味しそうだーー。
「ふふ…。心配をしてくれたわけだな…ありがとう」