E・N・M・A~えんま~
そう言っておもむろにその白い手を掴んで、引き寄せた。
膝の上に座らせた形になるが、向かい合わせた少女の表情は驚きと羞恥が見え隠れする。
乱れた裾から白い太股がかいま見えて、らしくなくドキリとする。
この我がこんな小娘に胸を踊らせているなどと、地界の奴等にに知られたなら大笑いされる事だろう。
「…やだ、どこ見てんの!」
悲鳴にも似た声をあげ更にまくし立てようとする唇をふさぐ。