ダントツ!!16番人気の翔馬くん 2ndステージ
『でっ、なによ!!』


『あっ?』


『あっ?…ってなによっ!!話しかけてきたのはそっちでしょ!!』


あぁ…そうだった、そうだった。


俺は相変わらず敵意剥き出しの如月にニコっと笑みを向けた。


『なっ、なによっ!!』


そしてチョイチョイっと手招きすると、コソっと耳打ちした。


『後で、翔馬んち連れてってやろうか?』


『えっ!』


如月は目を輝かせながら俺を見た。


よしっ!!食いついた!!


俺はニヤリと笑みを零した。


『でも…』


『なぁに、アイツのことだし…俺らが来るの待ってるって!!』


まぁ、そんな保証ないけど…


俺はシュンとなりかけた如月の肩をポンっと叩いた。


『でも…』


『大丈夫だって!!俺ら2人で押しかけて、旨い飯でも作ってやろうぜ。なっ?』


俺は如月の顔を覗き込みながらニコっと笑みを向けた。

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