悪魔な彼が愛を囁くとき

今まで優しくできなかったぶん、その日から方向を変え甘い言葉を囁き、彼女に触れ、俺を意識させる事に成功。

俺の思惑通りに進んでいるはずなのに…

俺同様に凛のことを狙っている奴らが数人いる。

そんな奴らに、彼氏と別れたとか話、簡単に隙を見せる彼女に腹がたつ。

そんな奴らを威嚇して、蹴散らしても凛はわかってない。

俺が、どんなにお前を1人じめしたいのかと…

早く、俺のものになれ…

そう願い、俺のアプローチは止まらない。

無理やりキスしたり、押し倒したりと度がすぎていようが俺は手をゆるめる気はなかった。

おちおちしていたら、またどこの馬の骨
ともわからない男に凛を取られてしまう。

やっとここまで来たのに、そんなことはさせない。

そしてしだいに凛が俺を見る目が変わり始めた。

キッと睨むくせに、表情はいつもとどこかが違い、ほんのり染める頬。

仕事中も意識しだしているのか、何度も視線が合うと照れくささを隠すようにプイッとそっぽを向く仕草に愛しさが増す。

あぁ、その顔を俺の腕の中で堪能したい。

凛の気持ちの変化にもうひと押し必要かもしれい。

そうすれば、彼女は俺に堕ちてくる。
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