悪魔な彼が愛を囁くとき
オープンの時間が迫っているのに、なぜか焦りは感じない。
凛は逆に準備をしながら怒りながらも拗ねてみたりと忙しくしている。
嫌悪の俺たちが、恋人同士になったと知られる事に抵抗があるようで俺は面白くない。
知られて何が悪い。
俺は、堂々と叫びたいね。
むかつきながら、準備に手間取っている凛の代わりに、朝番の準備をしに下に降りた。
そこには、なぜか母親と綾乃さんがニタついて待機中。
なんだよ?
俺は隠すつもりがなかったが2人には凛との関係が知られており、冷やかされてしまう。
勘弁してくれ……
この調子じゃ、凛も冷やかされるだろう。
それならいっそ、みんなの前で宣言してしまえばいいんじゃないのか⁈
いや、この際公開プロポーズをして凛の逃げ場をなくそうと目論んだ。
朝礼の時間
みんながホールに集まってくる時間帯を見計らってプロポーズをした。
凛の数メートル離れた背後に1人、2人と人数増えていくが、俺のプロポーズに気を取られ気がつかない。
突然のプロポーズに頬を染め、あたふたする彼女がやっと頷いた。
みんながいるにも関わらず、抱きしめてキスしようとする俺を止める親父のセキ払いに邪魔された。