悪魔な彼が愛を囁くとき

それを舐めとり、首筋を這っていく唇に敏感に体が反応して、甘ったるい声が漏れ顎が仰け反る。

いつの間にかシャツワンピースのボタンが外されはだけた肌を、男の厚みのある手のひらがゆっくりと撫でていく。

甘い刺激にぶるっと体が揺れる。

唇をいつの間にか噛み締め、甘い刺激を我慢していると

「声をおさえるな…もっと聞かせろ」

容赦なしに耳朶を攻められ、体が跳ねて甘い苦痛から逃げようと身をよじるがのしかかる重み。

男の肩を押し返しながらも我慢できずに声が溢れでていた。

甘い苦痛に耐えられなくて溢れていた涙は、目尻から流れていく。この苦痛を与えている男に助けを求めるしかなく、目を見開き男の視線を探した。

涙を舐めとり、頬にチュッとキスを落とした男の髪が私の体にそって下がって行き、膝を立て乱れたスカートから露わになった腿を手のひらで撫でなれ背と腰が浮く。

「……んっ…あぁん」

すぐに腰に重みが増し、背がマットに落ちた。

いつの間にか捲り上げられたキャミとホックが外されたブラが視線の先に艶めく瞳が…胸の谷間からこちらを見ている視線に羞恥心が勝る。

私、なんて甘ったるい声を出しているの⁈

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