星の砂 **海と空の秘密**



「何…やってんだよ」



なぜならそれは、海斗だったから。



なぜだか分からないけど、私はひどくショックを受けた。



海斗の目の前で抱き合っている、私と空くん。

きっと海斗を傷つけた。



「違うの!誤解しないで、海斗!!」



私は、空くんの腕から逃れようとしたが、更に強く抱きしめられ、逃れることができなかった。



「海斗。お前も、ここみが好きなんだろ?」



空くんが、低い声で言った。

海斗は空くんを睨みつけ、答えた。




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