Blue Moon
すると、困惑の表情で後頭部に手を置いたあと、その手は私の頭に置かれた。
「まいったな。
…わかった。俺の負けだよ。」
あんたは本当にじゃじゃ馬な王女様だよ。
と、付け加えて、笑った。
どういう意味よ。と言い返したかったが、そこはなんだか違う気がして「決まりね。」と言って、私も笑った。
そんな会話をしているうちに闇夜はいつの間にかその姿を隠し始めていて、その代わりに微かな光を現し始めていた。
―――――ようやく、夜が終わる。
月夜の下でお互いに誓いを立てたのが、なんだかまるで遠い昔のように思えてくる。
つい先ほどの出来事なのに。
私は、ネオに気付かれないように小さく笑みを零した。