my sweet love 〜extra〜


龍から連絡を受けて後から駆けつけると
荘の容態は想像していたより
酷いものだった


吐き続けながら
酷い頭痛があるようで涙ながらに
痛みに耐えていて
見ているだけでこっちも辛い…


龍の的確な指示で
正しく薬は投与できたものの
急な即効性は無くこのままの状態を
キープさせてしまう



落ち着くまでだけでも
そばにいてあげたい気持ちは龍もで
体温の経過や血圧など
それらを確認していた


そんな中龍がPHSで呼び出されて
俺と荘の二人になった。






龍が呼び出されてから5分ほどで
荘の容態はようやく落ち着き
2.3言交わすと眠りについてくれた



ナースステーションで熱が高いことを伝え
冷やしてもらうように伝えると
車椅子で俯きながら
龍に運ばれる覇瑠に会った


「あ、智。そっち落ち着いた?」

「あぁ。眠ったから冷やしお願いしておいた
覇瑠検査か?」


「あぁ。検査室から連絡きて
急ぎなら対応してくれるって言うから」


「そっか
覇瑠少し頑張っておいで
また後でね?」


俺の言葉に少し微笑んだ覇瑠は
そのまま検査に向かった





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