my sweet love 〜extra〜
外来中に少しずつ掠れが悪化していく声に
途中なんども担当看護師から
とめますか?と心配されながら
どうにか午後の外来を終えた
ガラッ
「喉大丈夫か?」
診察室でカルテの整理をしていると
どこで聞きつけたのか荘が入ってきた
「あぁ。」
「大丈夫じゃなさそうだな
喉だけ?具合は?」
「喉風邪かな
明日から2日間休みだし大丈夫だろ」
「薬だすから少し診せて」
「このまま喉潰れたら困るから頼むわ」
そう言ってお願いすると
なんだか気が抜けてどっと疲れが押し寄せてきた
「まず熱測って?ちょっと顔赤いよ」
脇に体温計を挟まれながら聴診された
「んー熱7度8分もあるね」
「まじで?思ったより高いな
そりゃこんなに声も掠れるわけだ」
「冷静な分析はいいから。
他にしんどいところは?喉以外で」
「特になーし」
口を開けたところで圧舌子で抑えられた