my sweet love 〜extra〜


「工藤さん工藤悠さん
診察室2番へどうぞー」



なんだか聞き覚えのある声で呼ばれて
智に支えられて診察室に入った



「悠大丈夫かーそこ座ってね」

扉が開くと龍

そりゃ聴き覚えのある声か…

「喘息だよね熱とかはない?」

「無いね他に具合悪いわけでも無いみたい」

「おっけじゃあ聴診させてね」



前、後ろと聴診された

「んー音はかなり悪いね
多分季節の変化で追いつかなかったかな
風邪の症状ほとんど無いけど
酷くなると肺炎なりそうだから
抗生物質出しとくね
暫く薬飲んでお家でゆっくりしてて」


「はい」


「あと咳我慢すると良く無いから
手元にいつも吸入置いといて
苦しくなったらすぐ使っていいからね」


「うん」

「あ、智」

「ん?」

「悠花火行くんだよな?」

「ああ」


「なら今日は点滴していこ」

言われると思った…嫌だな

「痛いの一瞬だから笑
顔に出てるよ」

やばいと思ったときはもう遅かった笑



点滴をされて疲れたわたしは
眠りについた






< 90 / 221 >

この作品をシェア

pagetop