私的日常記録
「俺は無視か。風当たりが強いよ……でも俺を特別視してくれるレミちゃんが好きだよ。」
「顔色が悪いけどそれだけ口が動くなら平気そうだね」
「レミちゃんを抱き起こすための腕も元気ですよ!」
「私は決して倒れないから腕など捨ててしまえ」
倒れていない私に抱きついてくる腕に全力で噛みつく。
「レミちゃんの体液!ペロペロしたいよはぁはぁ」
「体液言うな気持ち悪い。土でもペロペロしてろ」
私に踏み潰されている変態が幸せそうにしている。
いつも思うけどこの変態頑丈だな
暫く変態の頭の分高くなった目線を堪能していると、踏み台が安定してきた。
笑顔のまま気絶できるなんて、変態の頭綿飴かよ
「サァヤ、出席取っちゃおう。」
「了www解www」
折角大人しいストーカーを刺激する必要はない。
放っておこう。
例のごとく優秀な1組はあっという間に出席確認を済ませバスに乗り込んだ。
昨日は誰かさんの"おかげ"でぐっすり眠れたからバスガイドさんの話を聞けそうだ。
「このように、諏訪の綺麗な水によってこの地方では昔から味噌の生産が……」
「安心してね!諏訪の水なんかよりレミちゃんの方が100倍綺麗だよ!」
「どこ基準で比べてるんだ馬鹿」
「蒸された大豆に麹と塩を加えよく混ぜ合わせ……」
「俺もレミちゃんと混ざりあいたいよ!」
「水と油の関係希望」