【更新中】花の名
「よしっ花梨、分かった! 私が説明してくるからあんたは安心してその本でも読んでていいよ! でも、今後新居君と仲良くなった暁には、私に大谷君を紹介してよね!?」

瑞穂……だから、今後も関わり持つことはないんだってば!
という心の叫びもむなしく、瑞穂は相変わらず不審げな視線を送ってくる女子グループに特攻していった。

くそっ……私は何にもしてないのに!
ってかただ話しかけられただけでこの仕打ちって!!
絶対に自分からはあの二人に話しかけないでおこう。


そう固く心に誓ったのだけれども。


その誓いは無残にも砕け散ってしまった。


< 23 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop