続・俺と結婚しろよ!
「賢ちゃん、この綺麗なキッチンで揚げ物するの?」
「キッチンっつーのは、使うためにあるだろ」
賢ちゃんはすごく疲れているのに、あたしにご飯を作ってくれようとしていて。
すごく嬉しいけど申し訳ない。
あたしとの、美味しいご飯を作ってくれるという約束、まだ守ってくれるのか。
こんな時は、コンビニ弁当でもいいのに。
だけど賢ちゃんは、
「ヒレカツなんて朝飯前だろ?」
そう言って、訳の分からないスパイスをふりかける。
やっぱり職人だ。
賢ちゃんはすごい。
そして、あっという間にこんがりきつね色のヒレカツが出来て。
恐ろしく綺麗なキャベツの千切りと、味噌汁が並ぶ。
料理でも賢ちゃんに勝てない。
あたしだって、料理得意だったのに。
こんなあたしが賢ちゃんに勝てるものってあるのだろうか。