続・俺と結婚しろよ!
あたしたちは、完全個室の創作料理の店にいた。
修也に連行されたところとまではいかないが、それなりに高級店だ。
「不思議だね。
高校生の時は、こんな店には入れなかった」
しんみりと光樹が言う。
「マックとか、牛丼とか、そんな店でのデートだった」
「今日はデートじゃないよ?」
そう言いつつも、昔を思い返してしまう。
昔は光樹が大好きで、マックとか牛丼でも、光樹と食べることが出来ればご馳走に思えたんだ。
だけど今は違う。
あたしには賢ちゃんがいる。
どんな高級な料理を食べても、光樹となら価値がないんだ。