続・俺と結婚しろよ!
「もう、ごめんとか言うな。
咲良らしくねぇよ」
賢ちゃんの言葉がじんわりと胸に沁みる。
「こんな時はな、楽しいことを考えねえと!」
あたしをぎゅっとしたまま、賢ちゃんが言う。
「咲良。結婚したら、まずは式を挙げるぞ。
咲良と俺の友達を呼んで、楽しい式にするんだ」
「うん…」
「それで、新婚旅行に行くぞ?
誰にも邪魔されない場所で、ゆっくりする」
「うん……」
「いつかは子供も欲しい。
咲良に似たかわい子ちゃんがいい」
「うん……」
あぁ、胸が痛いよ。
こんなにこんなに賢ちゃんが好きなのに、賢ちゃんを傷つけた。
あたしには、賢ちゃんしかいないのに。
あたしは、確かに光樹を捨てた。
光樹に申し訳ないことをした。
罪悪感があるのは確かだけど、道を誤ってはいけない。
道を誤りかけたんだ。