続・俺と結婚しろよ!
こんな訳で、賢ちゃんには全く甘えられないけど。
そんなムードなんて全然ないけど、
あたしたちは自宅へ向かった。
「アンタ、いつも咲良迎えに来るのかよ」
驚いたように言う悠真に、
「暇な時はな」
賢ちゃんは車を運転しながら言う。
「尻に敷かれてやがる」
いちいち喧嘩を売る悠真に、
「俺、ドMだから」
賢ちゃんはまたまた訳の分からない発言をした。
尻に敷いてるつもりはない。
だけど、賢ちゃんが勝手に迎えに来てくれるんだ。
それがやっぱり嬉しくて。
あたしは、賢ちゃんの優しさに甘えてしまう。
こんな話をしながら、車は見慣れたマンションの駐車場へと入っていった。