続・俺と結婚しろよ!







そして……






移動する彼ら。



中央に立つ碧。

左には艶。

右には酙。

そして、後ろに彼。

ドラムセットに座っただけで、ピリッとする空気。

カッコイイ、ただそれだけだった。




あたしは手を組んで、胸を焦がし、彼を見る。




そして……

軽快に始まるその曲。

今までのFの曲より明るくて、ポップで。

その歌詞に、耳を疑った。








ーMessiahー





「もし世界に俺とお前しかいなかったら

俺と結婚してくれる?」

俺はそう訊いた

君は困った顔をして 俺の愛を蹴飛ばした

(「アンタみたいな 馬鹿で変態 無理だわ

アンタに抱かれるなら 一生独りでいい」)

一世一代の大失恋 かと思ったが

諦められないほど 好きな気持ち

この世界に 俺たちしかいない なんてことはない

君の愛した人もいるし 俺が遊んだ女もいる

だけど そんなことどうでもいいくらい

マジで惚れて 抱きしめたいと思った

いつか絶対振り向かせる

俺の心を掻き乱す 救世主





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