続・俺と結婚しろよ!
ー咲良sideー
あたしは、賢ちゃんの胸に顔を埋めていた。
好きで好きで、頭がおかしくなってしまうほど、賢ちゃんに溺れていた。
いつからこんなに好きになったのだろう。
いつから、こんなに離れられなくなったのだろう。
そんなあたしの胸の中には、まだあの曲が流れている。
賢ちゃんこそ、あたしこんなにあたしを満たしてくれる救世主だ。
「前川さん」
優弥さんは相変わらず、静かに低い声で光樹に言う。
「悪いな、ウチの馬鹿が迷惑かけて」
そんな優弥さんと光樹のやり取りを、見ることなんて出来なかった。
賢ちゃんに夢中で。
賢ちゃんが大好きで。
「先に戻っていてくれるか。
俺はsoleilに話がある」