続・俺と結婚しろよ!
だけど、
「お父さんも、ものすごく自慢してたのよ?」
お母さんの言葉に、口を噤む賢ちゃん。
「毎日テレビやラジオはチェックしていたし、黙ってライブに行ったこともあるよ?」
「……」
賢ちゃんは黙って下を向く。
そして、
「クソ親父が」
そう言ったのに、すごく嬉しそうな顔をしていた。
「それより……幸二。
すまねぇな」
賢ちゃんは幸二君に言う。
「俺が店を放棄したから、幸二が継ぐことになっちまって」
「ううん」
幸二君は賢ちゃんそっくりの笑顔を向けた。
「俺も兄ちゃん、自慢だよ?
だって、カッコイイもん!」
そんな幸二君の言葉に、あたしまで嬉しくなる。