続・俺と結婚しろよ!






あたしは賢ちゃんを、ありったけの笑顔で見る。

賢ちゃんも、いつもの優しい笑顔であたしを見た。

視線がぶつかり、胸がきゅんと甘い音を立てる。

あぁ、駄目だ。

やっぱり賢ちゃんには敵わない。






「そんなわけで、一位おめでとう」




賢ちゃんはそう言って、箱からケーキを出す。

出てきたケーキは美味しそうな苺のホールケーキで。

なんと、ギター型のチョコに、『咲良♡おめでとう』の文字。

涙が出るのを、必死に我慢した。





「賢ちゃん……ありがとう」




胸が痛い。

賢ちゃんの優しさが胸に沁みる。




「賢ちゃんのおかげで、元気になれた」





< 84 / 629 >

この作品をシェア

pagetop