続・俺と結婚しろよ!





「やったって……

やったよ」




わざとそう言ってやった。

すると、ますますヒートアップする賢ちゃん。





「マジであの男、咲良のこと狙ってんのかよ!

許さねぇ!

俺のスティックしか駄目なんだよ!!」




またまた訳の分からないことを言い出した。

続いて大きなため息。




「俺の咲良なのに、テレビで毎回これ見ないといけねぇのかよ」






「それはあたしも同じ」




賢ちゃんは少し驚いた顔であたしを見た。




「あたしも毎回思う。

あ、この人、賢ちゃんに抱かれたんだとか。

……すごく悔しい。

でも、どうにもならないの」




どうにもならないから、吹っ切れるしかない。

それに、今の賢ちゃんは、あたしだけを大切にしてくれるから。

それは変わりない事実だから。



< 93 / 629 >

この作品をシェア

pagetop