続・俺と結婚しろよ!
「悪ぃ……」
賢ちゃんは小さく呟き、あたしの隣に腰を下ろす。
そして、あたしの手を優しく握る。
賢ちゃんが触れただけで、再びふにゃふにゃになるあたし。
やっぱり、賢ちゃんの力は偉大だ。
「咲良、大切にするから」
「うん」
あたしは精一杯の笑顔を作った。
これでいいんだ。
賢ちゃんと真剣に付き合うことを決めた日から、覚悟はしていた。
賢ちゃんの過去の人を、テレビや雑誌で見ることを。
今は辛いけど、そのうち慣れる。
大丈夫。