私のおにいちゃん
*霧夜*
『[殺しちゃいたいほど好き]か。
キラちゃんはお兄ちゃんが大好きなんだね。』
霧夜は震える声で、
恐怖を隠そうと必死に言った。
*キラ*
『うん!
おにいちゃんは、ね、特別、なの。
キラのもの。
おにい、ちゃんに、近づく、やつは
み~んな、キラが殺す!
でも、霧夜、くんは、殺さ、ないよ。
おにいちゃんに、
意地、悪、しない、限りわね。』
あのときの笑顔は一生忘れない。
キラが笑った中で、
最上級と言っていいほどの笑顔だった。
*キラ*
『ふふふふ、んふふ、クスクスクス♥』