私のおにいちゃん
ゼロはわかっていて、
妹に尽くしたんだろう。
ゼロは、勇気をもっていた。
ただ、俺は怖くて、
この行動をとめようとした。
*霧夜*
「悪い。」
*キラ*
「おにい、ちゃん、ごめん、な、さい。
でも、ね、キラは、おにいちゃん、が、
大好き、なの。
殺しちゃいたいほど、大好きなの。」
*零斗*
「キラ・・・」
自分の思いが届いていない、
自分の好きな人が、存在していない。
伝えたいのに伝えられないむず痒さで、
俺の声は震えた。
*霧夜*
「[殺しちゃいたいほど好き]か。
キラちゃんはお兄ちゃんが大好きなんだね。」
*キラ*
『うん!
おにいちゃんは、ね、特別、なの。
キラのもの。
おにい、ちゃんに、近づく、やつは
み~んな、キラが殺す!
でも、霧夜、くんは、殺さ、ないよ。
おにいちゃんに、
意地、悪、しない、限りわね。』