ハイスクール・カンパニー


「ねえ、理貴、公立高校の子が、面接通ったって…どういうこと?」


「公平に選んだ結果だよ」


「私、納得行かない」


「君が納得行かなくても、結果は出ているから、どうにもならない」


「理貴さん、冷たい」


「君を特別に扱う義務は、ないと思うが…」


「叔母様、何かおっしゃってませんでしたか?」


「だいたい、自分の都合を、つてを使って何とかしようとする人間を、ビジネスの仲間に私が加えると思うのか?」


「では、父子家庭のタクシー運転手の娘より、私が劣っているとは、思えないわ」


「タクシーの運転手?それ、本当?」

「ええ、そうよ。個人タクシーの。ねえ理貴、わかったら今すぐ私と取り替えて」

「いいことを聞いた。ありがとう」
理貴は、由奈に微笑むと、

「じゃあ、仕事だから…」と理貴は学校を後にした。
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