ともだち、こいびと、たいせつなひと
ある日、姫菜は俺の部屋にきて
突然言い出したんだ。
誰とも付き合いたくない。と。
嬉しい。
けど困る。
姫菜、それじゃ困るんだよ。
だって、本当に俺しかいないんだって気付かせる為には、たくさんの男と俺を比べてもらわないと。
「なんで誰とも付き合いたくないの?」
「姫菜はるーくんが大事だよ。だけど、みんな変だって。」
「何が変なの?」
俺の問いに、姫菜が口を紡ぐ。
そんな姫菜の頭をよしよしと撫でて、
そっと抱きよせると姫菜が口を開いた。