私のお兄ちゃんは「でこぼこ」くん
2016/02/21



私のお兄ちゃんは、すごく元気です。


テンションが高いっていう意味でもそうだけど、体調を崩すことがほとんどありません。


でも、たまに体調を崩すとひどくなります。


私が高校1年生の時でした。


9月の頭、ちょうど私の学校の運動会の数日前に熱を出してしまいました。


小学生の頃は、人が多いために来られないこともあったけど、中学生になってからは毎年、お兄ちゃんも私の運動会に来てくれていました。


でも、この時は病院で点滴をするほどに悪かったので、お母さんとお兄ちゃんは
来られなくなってしまいました。


逆の立場だったら、私は1人で留守番をさせられていたはず。


私とお兄ちゃんの違いを見せつけられた気持ちでした。


お父さんと2人でお昼を食べるのが嫌な訳ではありません。


でも、やっぱり上手く話せず会話が続かなかったです。


何よりも、部行進で私がいる場所を見つけてもらえなかったことが悔しかったです。


お母さんならきっと見つけてくれたんだろうなって(笑)


お父さんが来てくれただけ喜ばなきゃいけないことは分かっています。


でも、普段私にあまり向けられない目が向けられる日だから、参観日や運動会、文化祭は私にとって結構特別な日だったりするんです。



< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

たった一度きりの青春は盛りだくさん

総文字数/45,252

青春・友情85ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
奈々と和希は幼なじみ。 家から教室まで一緒だった関係が、高校入学をきっかけに少しずつ変わっていきます。 奈々の家族や2人を取り巻く友達が変化することで、和希が奈々を見る目も少しずつ変わっていきます。 たった1度の青春時代を自分たちなりに明るく楽しいものにしようとしている2人を描きました。 ※フィクションです。 ✩感想ノートに書き込みをしてもらえると嬉しいです! 「ここが分かりにくい」「ここが良かった」など、何でも書いてください!
タイトルなしの物語

総文字数/44,676

青春・友情167ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私のこの想いに、タイトルなんてつけられない。 Thank you... 感謝しています。
大切な大切な幼なじみ

総文字数/47,006

青春・友情246ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ずっと一緒に育ってきた幼なじみの男の子。 いつも、私が辛い時には側にいてくれる。 いつもいつも、本当にありがとう。 普段は言えないけど、感謝しています・・・。 これからも、よろしくお願いします。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop