唄姫
店の外で、窓を拭きながら鼻歌を歌っていた


その声は、とてもキレイで、儚い……


そんな気がしたんだ


今は、とても心地良くて………


少しでも長く、聞いて居たかった……




もう、外は暗くなってきて


顔馴染みのオジサン達が、raveに入って行く



その中に、父親の顔を見付けた


『親父も、結局、ふつーの人なんだなぁ…』

そう思いながら、家へと歩いた



そういえば、父親がどうして突然帰って来たのか………



聞いてなかった。



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