ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
『誰が……バケモノだってぇ?(怒)』

「ひ、ひぃ。(ぞっ)」

『何したの?』


思ったよりとドス黒い声が出た。


すると急に私の胸ぐらを掴んできた。


「……(こそこそ)」

『は……』

「っと言う事だからな。じゃあな嬢ちゃん!」

『何を……。』


もうそこには男達は居なかった。


『はぁ。そろそろしお時かな。』


空を見上げた。もう気づけば夜。


『……今日は赤い月か。』


葵は気絶していた。と言うか達也にさせられたんだと思うけど。

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