ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【龍side】

何を言ってるのかわからねぇ。けど婚約だけはごめんだ。


『お前は驚いたふりでもしとけ。』

陽花「え?」


ガッシャーンッ


『ほら、驚け。(ボソッ』

陽花「はっ、き、きゃぁぁああ!!」

「どうした?」

父さん「お、お前……何してる!」


アイツの白い服に紅茶をぶっかけた。


『コイツと婚約はごめんだ!』


窓から飛び出し門へと向かう。


執事2「龍様!こちらです!」


門は人1人分通れる程度に空いていた。


『ありがと!』


門はすぐに閉じた。これで追いかけてこられない。

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