ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
陽花「どうして龍は女嫌いなの?」


いつか……聞かれると思ってた。別に隠す必要なんて無い。


『簡単だよ。お見合いは何回もしてきたんだ。そこでは毎回媚びばっか売ってくるんだ。しまいには押し倒されてヤられかけたんだ。父さんが止めに入ってくれたがな。』

陽花「大変だったね。」

『お前は?なんで男嫌いなんだ?それも極度』

陽花「私は……」

『ん?どうした?』

陽花「はぁ、はぁ、はぁ。」


な!?過呼吸?


『大丈夫か?』

陽花「はぁーはぁー。」

『お、おぃ。ゆっくり息すえ。』

陽花「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」


やばい。過呼吸が止まらない。
どうすれば。コイツにうかつに触れられない。

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