その結婚、ちょっと待った!






✱✱✱



「んっ…」


目覚めたのはお昼で、隣には大和が私をしっかり抱きしめていて寝ていた。


そっか…私達は昨日…。


思い出すだけで恥ずかしくなりそうだ。


それにそのまま寝てしまったし化粧も落とさずでシャワーを浴びたい。


私は大和の腕をそっと外してベッドから出ようとした時だった。


急に腕を掴まれ、ベッドの中に引っ張られてしまった。


「何処いくんだよ…」


「お、起きてたの?」


「今起きた!」


「シャワーを浴びたいから借りようかなって思って。」


「いいけど勝手に帰るなよ?」


「う、うん」


私は急いで脱いだ服を掻き集め、シャワーを浴びる為に浴室に向った。


私はメイク落としをしてシャワーを浴びた。


大和と付き合うなんてまだ実感がないけど、昨夜に抱かれた事を思い出したら恥ずかしくなった。


暫くするとシャワーを浴びてる途中で大和が私に声を掛けた。


「マンションの前にあるコンビニで下着買ってきたからタオルと一緒に置いとくから。
昨日の服は今、洗濯してるからそれまでは俺のスウェット着とけ。」


「わかった!」


わざわざ買ってきてくれるなんて優しいし気が利くじゃん!なんて思った。


シャワーを浴び終え、大和が買ってきてくれた下着を履き、大和のスウェットを着てリビングに向かうと大和がコーヒーを入れてくれた。


「ん」


「ありがと…」


そう言ってコーヒーを受け取り一口飲んだ。


「パンとか買ってきたから好きなの食べろ。
俺は今からシャワー浴びるから。」


そう言って大和はシャワーを浴びに浴室へと向った。


昨夜は電気も暗いままでよく部屋を見てなかったけど大和の部屋は綺麗に片付けられていた。
以外に綺麗好きなのかな?


私はお腹が空いていたから大和が買ってきてくれたパンを食べた。





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