その結婚、ちょっと待った!



✱✱✱



「うっ…」


「いくら感動したからって泣き過ぎじゃないか?」


「だってぇ…」


最初はアニメだからと楽しい物なんだと思ってたけど、話が進に連れて動物達の絆の強さに感動して、仲間を思いやる気持ちに大号泣になってしまった。


大和がハンカチで私の涙を拭いてくれたが、中々涙は止まらなかった。


私は化粧が崩れた為、トイレに行き化粧直しをして外で待っている大和の所へ向った。


「お待たせ!」


「まだ目は赤いけど化粧はバッチリだな?
あんなに泣いたらお腹空いたろ?
今から居酒屋行って食って飲もうぜ!」


「うん」


私達は居酒屋を目指して歩き出したが、さっきの映画を思い出すとまた涙が出そうになった。


「もう直ぐ居酒屋に着くんだしもう泣くなよ?なっ?」


「うん…」


大和は私の頭を優しく撫でた。


あと五分程で居酒屋に着くという所で、会いたくない人物が前から歩いてきて目が合ってしまった。


私は一瞬、固まってしまい立ち止まると、大和が私の方を見た。


そして私が見ている視線の方を見た大和は私に言った。


「誰だアイツ…知り合い?」


大和は少し不機嫌そうな声で言った。


「わかった…アイツ、元彼だろ?」


私が答える前に大和がそう言って、私はコクリと頷いた。


さっきまで感動していたのにあの日の尊の言葉を思い出すとショックとイライラが込み上げてきた。


「行くぞ!」


急に大和は繋いで居た手を引っ張るようにして歩き出した。







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