その結婚、ちょっと待った!
私は介護で使う、車椅子やベッドのレンタルや、医療機器を取り扱う会社で働いている。
入社して二年が経った今は、忙しいけどやり甲斐を感じている。
私は医療、真尋は介護の事務をしていて、初めは覚えるだけで精一杯だった。
お客さんが来れば接客をしなくてはならないし、初めは戸惑って分からなくなり、お客さんを待たせる事が多かったが、今では直ぐに対応が出きるようになってきた。
「何朝から大きい声出してんだ?」
「煩いな、大和には関係ないでしょ!」
私達に話しかけてきたのは同期の菅原 大和(すがわらやまと)。
よく言い合いをしてしまうけど、嫌いではない。
そんな私と大和の言い合いを、真尋と一緒に止めてくれるのが、もう一人の同期の和田 大樹(わだだいじゅ)。
そんな真尋と大樹は入社一ヶ月で付き合い始めた。
だからいつも二人が止めにはいるけど、理由はいつも、大和が私をイライラさせるような事を言ったりするからだ。
冗談とわかっても、言い合いになてしまう。