君の温もりに触れたくて
「「手伝いさせていただきます。」」


最悪だ。
翠は相変わらずあたしを睨んでいる。


「よし、んじゃ数学準備室Aで。あ、あと俺はメガ盛りパフェじゃなくてメガ盛りクレープが食いたかったんだよ。」


結局メガ盛りかい!
思わず翠と笑いそうになった。
なんだかまだ不満げな顔をしながら先生はカウンターへ向かった。


あの表情昔から変わらない。
不満と照れが合わさった表情。
そんな姿にさえ胸がキュンとしてしまう。
そして切なくなるんだ。


こうしてあたし達は全力で券を買い、昼ごはんを食べた。


< 22 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop