それは、小さな街の小さな恋。


それからはもう地獄だった。


おばさんは質問責めだし、試合から目を話すと俊ちゃんが睨んでくるし。


まさか、富澤君のお母さんとこんな話をするとは思ってなかった。


私と富澤君が付き合ってたこと知らないのかな?

それとも、こどもの頃の話だから気にしてないのか。


確かに、付き合っていたころ、私たちは自分たちの関係をひた隠しにしていた。

だって、誰か一人にでもバレてしまえば街中に噂が広がってしまいそうだったから。


二人共、それだけは避けたかった。

それこそ、地獄だ。ああ、考えただけでも震えてくる。


それなら、否定できる俊ちゃんとの噂のほうがまだマシだ。


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