魔王の純愛

第三章



冷たく硬い感触を頬に感じ意識を取り戻した。



薄暗くじめじめとした空気狭い部屋。



ろ、牢屋!?



完全に覚醒した頭で理解する。



「もぉ嫌だ」



軽く恐慌を来す。



鉄格子を揺すったところで抜け出せるはずもない。



「いったいどうなってるの」



途端に牢屋に光が差し込み美しい白髪の髪が輝いて見える。


< 19 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop